「的場小枝子」という名の少女について(限定公開)

ありです。探索者の一人である的場小枝子の話をします。

COC「Go for broke!!」「庭師」「パン屋の戦い」「闇ゆく」のネタバレが含まれます
FGOのキャラクター「アビィ・ウィリアムズ」に関するネタバレが含まれます
各章の初めに何のネタバレか書きます。好きなところだけ読むのもOkです
※日本語が下手です。伝われ
※自分語り恥ずかしいですが読んでいただけると嬉しいです









■(1/5)作成の経緯(※庭師・FGOネタバレ)

長時間シナリオのKPを終えてロスに陥っていた私は、あの「的場」の空想上の娘を作りました。
秘匿HOの概念を知り、まずは自分がKPをして広めなければと回した「庭師」。
とても楽しかったけれどやっぱりあの雰囲気に入りたくて、「的場小枝子」が出来ました。

あの死体愛好家のことだ。何人もの死体を見てきただろう。その中で美しいパーツを集めた理想の人間くらい想像しただろう。 
居もしない家族の創造の一人や二人、簡単だ......きっと関ろうとはしないだろうが。 
的場「今頃、あの娘は12歳くらいになっているだろうか...」


とかぼそりといってそうだと思って。
最初の立ち絵は2020年に流行ったロシア人の美少女身長160cm12歳の少女誕生です。

中身のイメージはFGOのアビィちゃん。好きなキャラでクトゥルフとも親和性が高い。
1680年に生まれ、両親を殺されセイラムで牧師の叔父と過ごした少女。
礼儀正しく大人びていて、無垢な12歳の女の子。
誰にでも対等に接し、好奇心が旺盛で無邪気な面もある。そんな女の子が狂ってないはずがない
笑顔の裏に狂気を、無垢の裏に神への狂信を、礼儀正しさの裏に両親への執着を隠している、はず。
FGOにおいてアビィは「銀の鍵」そのもので「外なる神」の依り代となります。そう、おなじみ「ヨグ=ソトース」です。





■(2/5)「Go for broke!!」(※庭師ネタバレ)

初出は2020年12月20日の「Go for broke!!」です。
オカルト英語応急手当のできる、戦闘は身を守れる程度の探索者。

設定のようなことは特に考えていなかった。名字だけ拝借したつもりでいたのに!!
(限定公開動画:2020/12/20 CoC「GO FOR BROKE」 1:54:00~)
PL「図体もでかいしさぁ」
KP「私は人外だと思っている」「違います」
PL「絶対人外だよ」「だから違うって」
KP「木下さんが気づいた瞬間にSANcのやつ」
PL「うすうすやばいやつだなと思っているけど」
KP「アイデア振ってみてもいいけど...」
自分「それは1d3/1d6の正気度喪失になるけどいいn」コロコロ...アイデア成功
PL「あっ成功しちゃったよ」
自分「ではあなたが的場小枝子がその名の字を表すものではなく、何かとてつもない広い空間から生まれたような得も言われぬ恐怖を感じ取ろうとして感じ取れてしまいますね」
自分「SANcはしなくていいよ」
KP「してもいいよ。1d3/1d6ですね」「するか...」コロコロ...SANc失敗
PL「失敗したよ!これ発狂したら面白いんじゃない?」コロコロ...1d6>5
PL「あっあっあっ」コロコロ...アイデア成功
PL「あっあっあっ」コロコロ...1次狂気>10
KP「美しいですね」
PL「やぶへび」
KP「綺麗。混迷か緊張症か、強迫観念にとりつかれた行動かどっちかですね」
PL「じゃあ的場小枝子がなんかとんでもない、下から襲ってきたゾンビとは比べ物にならないくらい
  恐ろしいものだと思い込んで目が離せなくなります。視界に捉えてないと安心できなくなります。
  期間は6時間です」
的場「......おじちゃん??」
木下「なんでもない、きにするな!きにするな!!!」

この時は大人びた1人の探索者として対等に...
初めてのヤクザキックでキック最大ダメージ+DB(38:30~)を出しその後も
ダメージ7キック(1:18:43)を出し木下さんを助けたのだ、えっへん。
SANcをがりがり削りグールの言葉を覚え最高ダメージ10(2:28:00)で
3ターンくらい人を切り分けて食べよう(2:30:00)としたりもしたけどそこも探索者らしいといえばそう。
ボスキャラ、ヨグ=ソトースのこぶし持ってたのに使えなかったね。残念だね。

戦闘しないステ振りにも関わらずシナリオ中ゾンビを簡単に蹴りまくり、
全てのロストフラグをへし折った的場&木下ペアはKPに怖がられ初シナリオを通過し。
一般探索者が名に縛られKP&PLに恐怖を与えしものになりましたとさ。





■(3/5)「パン屋の戦い」

2回目は2022年7月28日、こんちゃん卓初めましてのシナリオ。
この時の小枝子はおそらく一人暮らし。おいしそうなパン屋さんを見かけてお昼ごはんにしようと思い立つ。
小学生が一人暮らしすることは一般には難しいかもしれないけどきっとこの子なら大丈夫。
きっとお金も内職とか内職とかで慎ましやかに過ごしているはず。
どうにもならないことは外なる力でどうにかしている、気がするけれど、
丁寧な言葉をつかう彼女は丁寧な生活をしているのではと思っています。
日常の的場小枝子は大人びて可愛らしい、可憐な少女です。
トング遣いはあまり得意ではなかったです、たくさん頑張ったのに100ファンで泣いた。
最終的に優しい刑事さん(望月昴)からコメコパンとチョココロネ貰って、美味しい昼食になりました!





■(4/5)「闇をゆく者達の宴」(※庭師ネタバレ)

▽概要

2022年12月5日から1月18日まで、全10回合計30時間の長時間シナリオ。
このシナリオで的場小枝子は他PLとの絆をもち、頼れる大人に任せることを覚え、自身の出自を考え始めます。
人の名を呼ぶことが初めてのことです。
に関しては特に「圷 闘真(あくつ とうま)」、「谷古 文佳(たにこ ふみか)」
頼れる大人としての「手崎芽 叶(てさきが きょう)」「久留米 未来(くるめ みくる)」「犬飼 家苗(いぬかい かなえ)」
自分の出自に関してNPCの「語部 ソニア(かたりべ そにあ)」。それぞれに対する感情を書いていきます。

「谷古文佳」は旅行好きで博物館で働く教授。おどおど系研究者。
ふみおねえちゃん(偶にタニコセンセー)は「的場さん」を「さえちゃん」と呼んでくれる優しいお姉ちゃんです。
Goforbroke!!の木下さん同様な出会いで、フィールドワーク中に出会い、家が近かったからたまにお夕飯ご相伴に預かってたらなんとなく居候気味になっていました。という設定で始まりました。
小学生の女の子として守ってくれ、ときに闘真おじちゃんとの悪ふざけを叱り、浮世離れがちな的場小枝子に
最初に関わろうとしてくれた大人でした。強い自分を守ろうとしてくれる相手が初めてだったので、
ふみおねえちゃんに対して守ろうという気持ちを強く持っています。
最終的に一緒にいる道を選んだのはそんな彼女のやさしさに触れ続けたからです。ルートは後述。

「圷 闘真」は見た目ヤンキーでだらしなく見えるけれど、優秀で熱い探索する者。
闘真おじちゃんは小学生の少女に対して対等に「小枝子」と呼んでくれる少しだけ距離感の近い大人です。
はじめはGoforbroke!!木下さん(こちらもおじちゃん)のようなヤンキーを想像して、一緒に遊べるかなと思っていました。
しかし彼の熱い言葉の数々と、彼なりの家族像をもって語部家族と向き合う姿から、家族のありようを考えます。
たまにハラハラさせられるけど、行動と言葉が一貫していて困ったときは頼れる身近な大人
的場小枝子にとって大人とはまだ未知な存在ですが、憧れ信頼できる存在として彼は存在します。
闘真さん、最終的には闘真って呼ぶようになりそう。

「手崎芽 叶」「久留米 未来」は警察の2人。直接呼び名を決めてはなかったけど、名字で呼んでいそう。
社会には信用という概念があります。人の世に生きるなら大事なものです。
2人は世間的には信用のおける警察の人です。パン屋で出会ったオフ時の優しい刑事さん(望月昴)と違って
仕事状態の彼らははじめ、的場小枝子にとって関わりのない人たちの印象がありました。
でも自身の力ではどうしようもないとき、例えば交渉の場。カーチェイスの場。銃戦の場。救出の場で、
手崎芽さんと久留米さんが大きな助けになります。
信用があるが故に難しい立場に立たされることを、強みと弱みが同時にあることを、完全に理解できていません。
でも一緒に探索を行った経験が今後の人生でどれだけ大きなことか。
彼または彼女なりの熱い思いがあって行動する/しないの選択を見た的場小枝子は、2人への信頼が生まれると
同時に今後の世間への関わり方/イメージが変わることでしょう。

「犬飼 家苗」は警察組にいたものの、その浮世離れした生き方に近さと、見知らぬ世界への興味を感じています。
強くて、神話的知識があり、Youtuberの職をもち、彼女への連絡を欠かさない犬飼さん。
何故か子供用スマホしか買えなかった的場小枝子はYoutuberというネットカルチャーは初めて知ったでしょう。
(ところで子供用スマホって何ができるんだろう。電話番号登録も家族しかできなさそうだし)
神話・オカルト的なロールで協力したり、ソニアちゃんと動画を見たりと関わりが出来て嬉しい探索者の一人です。
犬飼さんの動画を見ながら料理とか掃除したい。タブレットを一緒に買いに行きたい。
ふみおねえちゃんとフィールドワークに出たい。シナリオ作ってほしいですKP

「語部ソニア」は悲劇のなかで強く生きるか弱い少女です。初対面で自信のあった回避が間に合わず
あらたな強敵が来たかと武者震いしたものですが、ソニアちゃんは何も知らず、突然闇の世界に引きずり込まれた
被害者でした。初めはただ弱い存在は「守らなくては」の言葉ひとつで関わっていたものの、
話が進むにつれて自身の境遇と鏡合わせのような錯覚を覚えます。
涼子さんは娘を生贄にし、マオさんは万が一があれば娘を...と言い、闘真おじちゃんは両親は子を愛する存在
だと言います。両親はソニアちゃんを愛していないように振舞うのに、その状況でもソニアちゃんはお母さんを信じ
ようとし、お父さんに会ってみたいと言います。(うろ覚え)
それぞれが言いたいことを言っているのがかみ合わなくて、言葉にならないもどかしさを感じるのでした。
(追記:■(5/5)「的場小枝子のゆく先」)
途中、劇場で闘真おじちゃんが説得をしても、娘を見殺しにしようとするマオさんへ嫌悪の感情が沸きます。
涼子さんはとっくに敵と見限っていたのに、マオさんに対しては期待してしまう、執着心に気が付きます。
とにもかくにも、的場小枝子にとってソニアちゃんは、自分たちが死ぬ覚悟をしてでも、
何が何でも幸せになってほしい存在になっていきます。(もっかい見直したい!!!色々考えてた気がするけど!!!)

最終戦、的場小枝子は召喚の代償として死を覚悟していました。限りなく当たる直感に近いものです。
(ヨグ=ソトースの子らを)途中とはいえ2柱召喚するのだから、よく考えなくても誰も生き残らないだろう。
自分の願いをかなえないまま死にたくないし、おねえちゃんやおじちゃんたちを死なせたくない
せっかく出会えた大人たちと、これからも過ごしたい。
ただ正義感に燃えているように見える探索者の裏で生まれた、興味の域を超える探求心と、ソニアちゃんに託した祈りのような願いがこの瞬間の複数の命より重かったのです。

シナリオクリア後の行動として、ありったけの勇気を出して、改めて「谷古 文佳」にお願いをします。
「これからも自分と一緒にいて欲しい」と、言葉が足りていないかもしれないけれど、
自分にとっての家族のような存在になってほしいという欲求の現れです。
 この7日間で多くの大人に出会い、良い人も悪い人も見て、関わっていけたらと思う人たちがいました。
ただ関わってみたいだけでは、使命・生きる意味(社会から離れて探索すること)の強さには叶いませんが、
「圷 闘真」の語る家族像が、語部ソニアちゃんを守ろうとしたマオさんがひどく羨ましく思えたのです。
人として幸せになりたい、心を開いて甘えてみたいという新たな生きる理由を求めて、優しいふみおねえちゃんにお願いをするのでした。
 人の社会でできた繋がりを取るか、この探索で生まれた使命を取るか、行動とダイスから好感度を決めて演出をした結果でした。
もとから好感度高めだし、この演出がいいなと思ってました。ばっちりいい数字がでました。
狂気さえなければダイスも要らないくらいだったけど女神さまが振れって......。ビビらせてしまって申し訳ない。







■(5/5)「的場小枝子のゆく先」

(※ここからはFGO庭師のネタバレを含みGoforbroke!!闇ゆくで生えた設定からのPL妄想が含まれます探索使命も説明します。が、現実の話ではない & 特殊な事情を除きこの設定で振る舞うことはないです。苦手な方はページを閉じるorブラウザバックを)












(劇場でマオさん&ソニアちゃん説得後)

私にお父さんはいるのかしら?

闘真の説得、マオさんの行動から興味が沸いた的場小枝子は、自身を生み出したお父さんである「的場 元」(もしくは「外なる神」)を意識し始めます。
「何かとてつもない広い空間」から生まれたような感覚はあるのですが。
自身を生み出した狂気の持ち主、世界線を超えて観察した同じ苗字の成人男性はそれは酷い人物でした。


想像もしたことなかった家族像ですが、闘真おじちゃんの言葉から暖かいもののような気がします。
だから、仮に娘として彼に会えたとしても、家族としての「お父さん」ではないのでしょう。
私を生み出したあの大人は「お父さん」ではないのだわ。でも、もしかしたら、外の世界に
―――――――――――――――――――――――――「お父さん」がいるのかもしれない。


文字通り生まれた場所に還ることで、私も「お父さん」に会えるのかもしれない。いや、「お父様」はいらっしゃるわ。
何度かの探索で狂気に飲まれ、神話的事象に遭遇してこれは現実のことのように思えます。
その後、(共通のルーツである)ヨグ=ソトースの子らであるクトゥルフハスターの同時召喚によって小さな狂気が現実を飲み込むようになります。

豊富なオカルト知識から、あるとき、ある狂気に触れて簡易版「門の発見」の存在を知ります(使えません)
「鍵」をつかって「門」を創造すればどんな場所へもいけるという考えに憑りつかれます。
自分の生まれたであろう「何かとてつもない広い空間」に行きたい。

これから自身のSAN/社会との繋がりが減るにつれて、狂気、狂信、両親への執着が強くなります。
大人びた少女の印象は薄くなり、親しい人にする子供らしい仕草も消え、敬遠な狂信者としての面が強く出てきます。
関連する取得呪文やクトゥルフ神話技能が増えるたびに「門」「鍵」という言葉に強く惹きつけられるようになるでしょう。
探さなければならない、なぜならば「私」のいるべき場所は 
ここにはないのだから。




これからも的場小枝子が幸せでありますように。


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